“技術者が技術者であること”を大切にする。専門性を尊重する組織文化
Teruhide Kusaka
Senior Engineer
Profile
大手SIerにて社内共通フレームワーク開発や標準開発プロセスの整備、およびそれらのプロジェクトへの適用推進に従事した後、顧客向けプロジェクトとしてソーシャルメディア分析や製造業のデータ利活用など複数分野のDX案件をシステムアーキテクトとして主導。
2022年1月にLead EngineerとしてInsight Edgeに参画。ビジネスの現場から得られるアイデアを素早く形にすることに価値をおいて実証実験やサービス開発を推進する。
エンジニアとしての強みを発揮し続けられる環境を求めて
現在の仕事内容について教えてください
主にシステムアーキテクトとして、メディアやEC、テレビ通販事業向けの案件を中心に担当しています。お客様の要求をもとにシステムの要件定義やアーキテクチャ設計、技術選定を行い、開発チームのリードや若手育成にも取り組んでいます。 案件業務以外では、Insight Edgeの組織強化の一環として「開発者体験WG」のリーダーをしています。エンジニアが楽しくやりがいを持って働ける環境づくりを目的に、AI活用など市場トレンドを取り入れた開発基盤の整備・推進や、ナレッジ共有を進めています。
これまでのご経歴について教えてください
2009年に新卒で国内大手ベンダーに入社し、約8年間、社内共通フレームワークの開発や標準開発プロセスの整備に携わりました。当時はウォーターフォールが主流の大手SIerにおいて、アジャイル開発が注目され始めた時期でした。「今後はアジャイルにも本格的に取り組むべき」という潮流の中で、アジャイルやスクラムをベースに社内向けに具体化したプロセスの普及活動や、それを支える技術基盤の整備、教育などに取り組んでいました。
その後、「DX」という言葉が広まり始めた2018年頃に、社内向けの活動から社外のお客様向けのプロジェクトを担当する部署に移り、大手広告代理店向けのソーシャルメディア分析システムや、製造業向けの品質トレーサビリティ分析システムなど、複数分野のDX案件をシステムアーキテクトとして担当してきました。
2022年にInsight Edgeに入社し、サミット(※ 1)、ショップチャンネル(※ 2)といった事業会社案件や、社内向けの意思決定支援AI(※ 3)といった案件を担当してきました。
(*1)https://insightedge.jp/projects/8846/
(*2)https://insightedge.jp/projects/8364/
(*3)https://insightedge.jp/projects/8362/
Insight Edgeへの入社を決めた理由は?
私がエンジニアとして働くことに価値を感じてくれたことと、事業会社の内製エンジニアという働き方に興味があったことです。前職は技術者志向の人が集まる事業部に所属しており若手のうちは働きやすさを感じていましたが、昇進していくにつれエンジニアリングの仕事から離れていく文化がありました。
また、前職はベンダー企業だったため、エンジニアの創意工夫が必ずしも自社の利益につながらなかったり、契約交渉の材料にするために出し惜しんだりするなど、やりづらさも感じていました。そのような環境で、エンジニアとして成長を続け強みを発揮していくのは難しいのではないかと感じるようになり、自分がやりがいを感じられる働き方を率直に評価してもらえる環境に身を置きたいと考え、転職を意識し始めました。
当初は別の会社を視野に入れて転職活動を開始しましたが、Insight EdgeのWebサイトを見た際に直感的に惹かれるものがあり、選考を受けることにしました。選考中の過程においても経営陣の話に共感したのもあって、入社を決めました。
エンドユーザーに寄り添った開発にInsight Edgeらしさを感じる
入社後、印象に残っているエピソードがあればお聞かせください
住友商事グループのスーパーマーケット「サミット」におけるお総菜のAI値引きアプリの案件が、とても印象に残っています。実証実験用アプリの要件を固めるために、実際の現場である店舗に出向き、夜間業務を担当する方々の作業の様子を観察したり、動画撮影したりもしました。初回の店舗実験では、値引き業務の途中でアプリが想定外の動作をすることもあり、そのときは1時間後の次の値引き業務までの間にバックヤードでリモート待機のメンバーと連絡をとりながらバグを修正し、なんとか間に合わせたこともありました。
普段の業務では基本的に残業時間は少ないのですが、この案件は夜間業務に関わるものだったため、実証実験の初日は店舗の閉店まで対応し、Insight Edgeでの会社生活で唯一の終電帰りとなったことも良い思い出です(笑)
実証実験のために開発したアプリは限られた時間の中で何度も繰り返し操作されるため、画面の操作性やレスポンスの速さなどが業務効率や実証実験の評価に直結します。協力してくれる店舗に価値を認めてもらうためにも、アプリの使いやすさには妥協することなく改善とフィードバックを何度も繰り返しました。1年以上にわたる実店舗実証実験を経て、廃棄や過剰な値引きの削減、および値引き業務の非属人化といった効果が認められ、今では全店舗で利用されています。最初から最後まで自分が関わり、エンドユーザーに寄り添った開発に携われる点も、Insight Edgeらしさの一つだと感じています。
Insight Edgeはどのような会社だと思いますか?
技術者が技術者であることを大切にしている会社だと思います。前職ではシステムエンジニアであることは当たり前で、その中で技術以外の強みを持つ人が偉くなる傾向がありましたが、Insight Edgeでは住友商事などからの出向者も含め、職種ごとに専門性の高いバックグラウンドを持つメンバーで構成されており、お互いの専門性をリスペクトし合える関係性があります。
また現在は、規模の拡大に伴い組織として徐々に変化してきている途上と感じています。私が入社した当初は、小規模な職人集団といった感じで個々の力で案件を進めていく印象が強かったのですが、ここ数年で職種や年齢層が広がり、組織としての強みを生かしていくフェーズに入っていると感じています。
技術を通じて身近な人を喜ばせたいと思える方に向いている会社
Insight Edgeにマッチすると思う人について教えてください
身近な人を喜ばせたいと思える人が合っているのではないかと思います。当社は総合商社の子会社ということもあり、「世界規模の大きな仕事に関われる会社」というイメージを持たれることも多いのですが、当社はその内製エンジニア集団として、グループの事業を支える役割を担っています。そのため、何万人もの一般ユーザーに向けてサービスをつくるというよりは、住友商事やグループ会社で働く方々が喜ぶものをつくる仕事が多く、顔の見える相手に価値を届けられるのが特徴です。
1つの案件に関わる人数も比較的少ないため、プロジェクトメンバー全員がユーザーと直接関わる機会があります。普段打ち合わせをしている相手やその周囲の方々に喜んでもらえるものをつくる。そんな実感を持ちやすい環境です。
今後の展望は?
前述したように、当社はもともと少人数の職人集団でしたが、今は組織としての強みを発揮していくフェーズへと移行しているところです。 一方で、組織の規模が大きくなるにつれて、チームをまたがった横のつながりによる連携やノウハウ共有が自然には起こりにくくなっていくことを危惧しています。職種や得意分野の異なるメンバー同士が互いに助け合い、刺激し合い、自分自身も楽しみながら価値や成果を出し続けられる組織の仕組みづくりがこれまで以上に重要になってきていると感じており、意識的に取り組んでいきたいです。
入社をご検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。
Insight Edgeは、自分が関わるサービスの先にいる人の顔が見える会社です。エンドユーザーと近い距離で対話しながら、技術で課題を解決していく実感を大事にしたい方にとって、やりがいを感じられる環境だと思います。
興味を持ってくださった方は、ぜひ一度お話しできればと思います。